軽貨物の仕事では、重たい荷物を扱うことが多く、その際の持ち方や運び方が非常に重要です。
正しい身体の使い方を理解することで、ケガのリスクを減らし、長期的に安定して働くことができます。
もちろん作業効率も上がるため収入にも直結する知識です!
今回は、そんな重たい荷物を安全に効率よく運ぶための身体の使い方について詳しく紹介します。
重たい荷物を持ち上げる際、腰を曲げて持ち上げるのではなく、膝を使うことが大切です。
具体的には、まず膝をしっかりと曲げて腰を落とし、荷物を持ちます。このとき、背中をまっすぐに保つことがポイント!
膝を伸ばすことで荷物を持ち上げ、腰にかかる負担を減らします。
腰だけで持ち上げると、腰椎に大きな負担がかかり、ぎっくり腰やヘルニアのリスクが高まるため、必ず膝を使うよう心がけましょう。
荷物を持ち運ぶ際には、荷物を身体にできるだけ密着させることが重要です。
荷物が身体から離れると、その分、腰や腕に余分な力が必要となり、バランスを崩しやすくなります。
荷物を持つときは、しっかりと胸元に引き寄せるようにして、重心が安定するよう心がけましょう。
こうすることで、負荷を最小限に抑え、効率的に運ぶことができます。
荷物を持ちながら体をひねる動作(回旋動作)は、腰に大きな負担をかけます。
重い荷物を持っているときは、体全体で向きを変えることが重要です。
つまり、足を使って方向転換を行い、腰をひねらないようにすることがポイントです。
これにより、腰への負担を大幅に減らし、ケガのリスクを低減できます。
階段や段差を乗り越える際には、足の力をしっかりと活用することが大切です。
特に、階段を上がる際には、片方の足でしっかりと踏ん張り、もう片方の足で力強く踏み込むことで、スムーズに荷物を運ぶことができます。
このときも、荷物は身体に密着させ、重心がぶれないように心がけましょう。
重たい荷物を持ち運ぶときには、呼吸も重要な要素です。荷物を持ち上げるときに息を止めてしまうと、腹圧が高まり、血圧の上昇や筋肉の緊張が引き起こされます。持ち上げる際には息を吐き、動作中はゆっくりと呼吸を続けることで、体全体の緊張をほぐしつつ、安全に作業を進めることができます。
荷物の形状や重さに応じて、持ち方を工夫することも重要です。例えば、比較的軽い荷物は片手で持つことができますが、重い荷物の場合は両手でしっかりと持つべきです。また、荷物を肩に担ぐことで、腕や腰への負担を軽減することもできます。ただし、この場合も、背中をまっすぐに保ち、バランスを崩さないよう注意が必要です。
重たい荷物を運ぶ際に正しい身体の使い方をマスターすることは重要ですが、それに加えて便利なグッズを活用することで、作業効率をさらに向上させることができます。
以下に、軽貨物の仕事で役立つ便利グッズをいくつか紹介します。